お金があれば幸せになれると聞くと、どんなイメージが湧いてきますか？
お金は私たちにどんな影響を与えるのでしょうか。
お金があればどんなものでも手に入る。
そう考えたとした時、お金は私たちに幸せをもたらしてくれるでしょうか。
お金があると幸せになれる
そう思いますか？
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私は若くて結婚した当初、夫のもらってきた給料の中で生活をやりくりすることがとても大変でした。
毎月の給料を1ヵ月間でやりくりする事は、まだ若い新妻の自分にはとても重要なことでした。
その頃夫からは給料を手渡しでもらっていました。
給料をもらったら生活費を細分化してそれぞれの袋に入れ、光熱費は光熱費の袋の中から使い、食費は食費の袋の中から使い、冠婚葬祭費は雑費の中から使い、それを1ヵ月、毎月その中の範囲で生活をしていきました。
最初の頃は月の半ばぐらいになるとどうしても足りなくなり、予備費である通帳の中から引き出して使っていました。
そのように毎月現金が減っていく様を見ながら、どのようにしてお金を月末まで持たせるように使っていくかを、いつも現金を見ながら考えていたものです。
もっと給料が増えたら楽なのに、そう思ったこともあったけれど、でも増えたら増えたで、やりくりする事は同じじことだったのではないかと思います。
若いときの家計のやりくりを学ぶと言う事は、とても重要な体験だと思います
やりくりをしているときの食事のメニューは、月末になるといつも鯖やイワシのフライだったり、冷蔵庫の中に残っている野菜の煮っ転がしだったり、野菜天ぷらだったりしたものです。
どうしたら安い材料でボリュームいっぱいの食事が作れるだろうかと言うことばかりを考えていました。
子供たちはそんなこととはつゆ知らずおいしいねーと言いながら食事をほおばっていました。
そのようなことを経験していくことによって、お金をコントロールしながら使っていく術を学んできました。
それでも努力をして月末になった時にいくばくかの現金が残ったときには、喜び勇んで家族で、ご褒美として外食をしました。
それが自分のお金に対する心構えの基礎になり、その時に学んだのだと思います。
お金をかけずにボリュームいっぱいのおいしいご飯を作ること、そういうことも貴重な体験です。
きっと若いときには誰にでも、どこの家にでもあるような風景だったと思います。
収入の範囲内で、どうしたら豊かに生活出来るかを考えるのは、お金をどのように使うかの基本になると思います
そんな時期に、田舎の父が亡くなり、私達娘3人にも1棟のアパートが相続されました。
普通田舎では、跡取りの長男だけが、相続するものだけど、その時代には珍しく、父は娘たちにも相続できるように考えてくれていて、とてもありがたかったです。
私はその収入を自分名義の通帳にし、生活費とは別にして、絶対に手を出しませんでした。
それを元手に不動産を手に入れて、老後の経済の基盤にしています。
そのような金銭感覚は、学校では教えてくれません。
きっと親の背中を見て学ぶのではないかと思います。
会社においても経理畑をずっとやってきて、財務担当だったのも、お金に縁のある部署でした。
私は財務諸表の中の数字をよむのが好きでした。
見るのではなく読むのです。
数字は嘘をつきません。
事実を教えてくれます。
売り上げの大きさよりも、経費とのバランスが大切です。
小さくても堅実な財務体質が重要だと思います。
個人においても変わりません。
今は、消費を煽るような商品開発が頻繁に行われていますが、本当に必要なものを適正価格で買っているでしょうか？
これ、本当に欲しいかな？買う前に一度自分に問うてみて買うというのもアリかと思うのです。
セットで買うと安い、といって重複して買って戸棚が調味料でパンパンになったりしていないでしょか？
安いと思っても、それは本当に必要なものなのか、似たような物があったりしませんか？
街に出ると色々なものが欲しくなります。
そんな時私は、財布の中に、いつもより多めに10枚のお札を入れて街を散策します。
そうすると、何故か衝動買いをしなくなるのです。
買えるけど買わない、それが心の飢餓感が薄くなるような気がするのです。
本当に必要なものなら買う。
吟味して買うようになるのです。
今、私は心の学びをしていて思うことがあります
この業界にいて気付いたのですが心の学びをしている人は、一概に高いジュエリーなどをあまり身に付けていません。
みんな心が安定してくると、身の回りにジュエリーなどの高い装飾品を身に付けなくなるのが不思議でした。
きっと心が穏やかになると、ジュエリーなどは身に付けなくても幸せ感が溢れてくるからだと思います。
身に付けるものと言えば、せいぜい幸せを呼ぶ気のある石だとか、パワーストーンのようなものを身に付けているのが多く見られます。
ジュエリーなどを買わない代わりに、皆さん心講座なるものには競って出かけて行きます。
心が豊かになるものに、お金をかけて幸せを満喫してるのだと思います。
お金を自分の外側に使うのか、内側に使うのかの違いだと思います。
あなたは幸せを手に入れるために、どんなふうにお金を使いますか。