心理カウンセラー 炭屋由美子

これからカウンセラーになる方の為に

カウンセラーマインドって聞いたことありますか?

カウンセラーの在り方について言われる言葉です。

カウンセラーすなわち援助者は、自身が無であること。

暖かさと優しさに満たされ心地よい状態、すなわちラビングプレゼンスである事。

カウンセラーは、その存在の在り方で、クライアントと向かい合います。

クライアントの中に答えや真実が隠されていることを信じ、その探求へのプロセスを信じて、今、目の前のこの方が向かいたい方向は、どこが最善だろう?と寄り添いながら傾聴していくのです。

これがカウンセラーマインドです。

カウンセラーマインドはまず相手の気持ちを汲みながら、傾聴して相手を受容していくこと。

これはなにもカウセリングだけに留まりません。

人間関係のコミュニケーション全般に適用されます。

相手の気持ちを汲みながら対面すると、どういう関係が生まれてくるでしょうか?

あなたは、今そういう気持ちなんだね、と、ただ受けとめること。

そこにはジャッジも対立も無く、自分と違っててもいい、あなたはそうなんだね?って、ただ受容すること。

こういう関係ができたら、心地良いと思いませんか?

カウンセリングはそういうことが底辺にあって進められます。

カウンセラーマインドを持った人が増えたら、世の中、きっと生きやすくなるでしょうし、人にも自分にも優しくなれるだろうなぁと、密かに思っています。

これからカウンセラーになりたい方にとって、何が一番大事かというと、私はカウンセラーマインドすなわち、在り方(being )が一番大事だと思うのです。

メソッドや技術よりも、在り方です。

その在り方というのは、どのようにしたらなるのでしょうか?

私の場合

自分の中にずーっと蓋をしてきて、なかったことにしてきた深い闇に、恐れながらもとことん向き合って、自分の中の未完了の感情や深い囚われに気付き、そして対峙して、存在を認め、光をあてることによって、やっと私の存在そのものが輝きはじめます。

本当の真実に向き合ったのちに出会う魂、それに出会って初めて自分の中にある存在を感じることができました。

対峙することは、まだまだ道半ばではありますが、人は真実の自分に出会うことができたなら、そこから本当のありのままの自分の人生を生きることができるのではないでしょうか!

それをお伝えしていくのが、カウンセラーの使命だと思います。