人は最初に出会ったとき、相手にいろんな条件付けをしないで、ただ好きになります。
笑顔が親しみやすかったから好き。
優しいから好き。
最初はただそれだけでよかったのです。
でも関係性が深くなるにつれ、細かいところが目について行きます。
こんなこともあるんだ~ びっくり。
私がこれだけやったのに、なにも返してくれない。
そうすると相手にいろんなことを要求していきます。
これもあれもやってくれない。
どうしてやってくれないのか。
私はこんなにしてあげているのに、誰にも分かってもらえない。
気をつけなくてはいけないのは、これは私の言い分です。
パートナーだったら優しく受け止めてくれるはずだ。
私は一生懸命やっている。
私には私なりのパートナーとの定義があるのです。
しかし
相手には相手の言い分があり、定義があるのです。
「俺だって、びっくりだよ」
「こんなはずではなかった」
こんな声を聞いたことがあるでしょうか?
人は皆自分サイドで物事を捉え感じています。
パートナーの声はつゆほどにも、考えたことがなかったことでしょう。
こんなに好きなのに傷つけ合うふたり。
他の人には気を遣って優しく接するのに、私にだけはぞんざいな扱いで接するのです。
そんな時傷つきます。
「私はあなたのお母さんじゃない!!」
もっと私のことを大事に扱って ~心からの叫びです。
「ごめんなぁ、そんなつもりじゃなかったんだよ」
それでおしまい。
いつもそのパターンです。
そこが大事なところです。
「私のことを大事に扱って」と、メッセージしてもそのパターンが変わらない時、あなたのメッセージは相手に伝わってないということです。
あなたが、やめてやめてと笑いながら言ったとき、相手は本当にやめてと思ってるのかどうでしょうか。
口で止めてと言いながら、笑いながらうれしそうに言ったら、相手は本当はやめてほしくない。
「もっとやって」と言ってると受け取ります。
本当に腹からやめて欲しい時、相手の目を見て目をそらさずに声を太くして、にらみつけるように「止めてください」と言ってみましょう。
「私はそういう扱いを受ける存在ではない」
と言い切りましょう。
そのとき初めてあなたの真意が、相手に伝わるのです。
どうですか、やったことありますか。
私はいつも相手の流れに乗って、行動してなかっただろうか?
相手に私の幸せをゆだねてなかっただろうか?
私のことを大事にしてくれたら幸せ。
私のことをぞんざいに扱ったら不幸せ。
私の幸せは全てあなたの中にあります。
それは本当ですか?
「幸せは自分の心が決める」
相田みつをさんの言葉です。
相手に幸せを託すのでは無いのです。
幸せは自分から掴み取ってくるものです。
こういう生き方を "自分軸" で生きるといいます。
傷つけ合うパートナーと別れられないわけは、自分の中にありました。
"どうして傷つけ合いながらも、この関係を続けているのだろう?"
自分の中にそんな問いを立てた場合
私の中の
まだ癒されないインナーチャイルドが
泣いているのかもしれません。