「いい子にしていないと嫌われる」と思い続けていた。
いつも周りの人や親に対して、その感情を誦むことに長けていた。
部屋に入った瞬間に、場の空気を誦んで緊張していた。
なんでもないふりを装っている、父と母。
その間を取り持って、ピエロ役を買って出たりしていた。
今でもピエロを見ると、おどけたその顔の瞳の奥に悲しみの色を見てしまう。
大人になってからも相手のニーズを読み取り、さりげなく気を使うのが得意になっていた。
夫に言いたいことを言っても、これ以上いうと怒るというのがわかって口を紡ぐ。
文句は言うけれど、~してほしいは言えない。
甘えられない。
「そんなことやってきたなあ」と、いう人はいませんか?
そう、私もたくさんやってきました。
「わがままに生きてはダメ!」って、いい人をやり続けてきたのです。
いつも相手に合わせて、相手の顔色を読んで行動する。
自分の感情は二の次。
相手に認められれば 〇。
そうでなければ ??。
私の幸せは相手次第。
そんな感じでしょうか?
これを他人軸ということだと、学んだときに驚愕したのです。
私は他人軸で生きていたのか・・
自分の心をおざなりにして、相手に基準を置いていた。
自分がこんなにやっているのにって、被害者意識になっていた。
いつも自分責めをして、頑張り続けてきたことが衝撃だった。
ごめんね・・自分に囁く。
ずっと周りに気を使いながら、頑張ってきた私を労った。
私の中の小さな生きづらかった幼子を、優しく抱きしめた。
長ーい間外側ばかりを見て、自分の内側のことをないがしろにしてきた。
自分のことを大事にしてこなかった。
これからは自分の内側に意識を向けよう。
自分らしく生きるとは、どういうことなのか。
じっくり感じよう。
私のまんまで生きよう。
わがままに生きることは、私のまんまで生きることなのだ。
私の中のイヤと欲しいを、ちゃんと感じて表現しよう!
それはわがままではなく、私のまんまで生きることなのだ!