カウンセリングの手法は色々あるでしょうが、私が行なっているカウンセリングは、米国の心理学者カール・ロジャースが提唱した来談者中心療法というのを使います。
この療法の基本的な考えは、「クライアントの話をよく傾聴してクライアント自身がどのように感じ、進みたいと感じているのか」を優先していくという考え方です。
だから私はまずセッションを始める前に、このセッションはアドバイスや問題解決の方法をお伝えするものではありません。
ということから始めます。
クライアントご自身が内側に持っている答えや、真実に出会えるように寄り添いながら、伴奏しながら傾聴していきます。
人間は成長・自立の方向に向かう存在であると言われています。
今、目の前に壁があったとして、不安や悩みがあって前に進めなくなっているとしても、その不安や悩みに寄り添いながら、何がそうさせているか、その根本にあるのは何か?
ワークをしたり、いろいろなメソッドを使ったりして探求します。カウンセリングは一期一会です。
10人いれば10通りのセッションがあります。
その方の真実はどこにあるかを一緒に探求していきます。
人は皆幸せになりたいと心から願っています。
けれども今どれだけの人が、私は幸せーって思っているでしょうか。
どんなに頑張ってきても、物質的な豊かさを手に入れても、心が満たされたと思う人がどれだけいるでしょうか?
今、日本は、幸せ度の指数が低いと言われます。
こんなに勤勉でよく働き、経済成長が発展している国なのに、幸せと感じる指数が低いと言われているのです。
幸せは自分の心が決めるのです。
・私が私を大丈夫と思っているか?
・自分にOKを出せているか?
・ありのままの自分でいられるか?
これ全て自己信頼です。
カウンセリングに通ってこられるクライアントさんは、心に傷を抱えて自分の進む先に不安を抱えている方が大半ですから、その絡み合った心模様を一緒に紐解いていくというイメージだと思います。
カウンセリングを進めるとご自分が、どのようなパターンで思考していたか、遠い昔のこの傷が大人になっても作動していてんだ、とか色々気付かれていきます。
気づくということがとても大事です。
深く内観していかないと、なかなか一人では、「気づく」ということにたどり着けないことがあります。
カウンセリングをしていくと自分だけでは気づけないというところにたどり着けるということが起きると思います。
ご自分が見たくない辛くて痛い傷ならなおさらのことです。
カウンセリングの扉をたたく事自体が勇気の要る事だと思います。
それでもカウンセリングに行こうと思うあなたの魂は、よっぽど前に進みたいと思ってのことだと私は思います。
そういう方がたくさんこられます。
カウンセリングの効果は、その門をくぐり抜けた方にとっては、今まで白黒の世界がカラーになったと言われる方もいらっしゃいます。
自分の心に刺さった傷に気づいて、その囚われから解放されて、手放しができた時、人は、その人ご自身の中から輝きが出て光を放ちます。
そんな方に何人も出会わせていただきました。
是非一歩踏み出してみてはいかがでしょうか。