最近はカウンセリングという言葉も、よく聞かれるようになり、以前ほど抵抗感はないのかなと思います。
では、心理カウンセリングにおけるセッションとは、どういう事をするのか、全く初めての方には、少し緊張するのかもしれません。
基本は対面で1対1で向かい合います。
遠方の方はWEBでのセッションもあります。
時間は90分~120分 90分はあっと言う間にすぎます。
まずは、クライアントさんのお話を時間をかけてゆっくりと傾聴していきます。
傾聴とは、まずカウンセラー自身が緊張がなく、ゆったりした意識状態で寄り添い、相手の想いを否定も肯定もせずに、ただ受け止める、と言うスタンスで進めていきます。
この誰にも言えなかった苦しい胸の内を曝け出そうとする場になるのですから、絶対的な安心安全な場でなければなりません。
そこではラポール(信頼感)がとれて、初めてハートが開くのだと思います。
心理カウンセリングの世界では、その方の苦悩を病とは捉えません。
その方の成長の糧として捉えます。
今どういう心情で、いらっしゃるのだろう?
この方はどこに進みたいんだろうか?
本当に苦しい辛いことの、何が、抑圧されているんだろう?
そのようにポイントを見ていきながら、その方にあったメソッドを見立てていきます。
静かに船を滑らせるように、今までの積もり積もった胸の内を語り始めるクライアントさんもいらっしゃるし、激しい怒り哀しみを、堰を切ったようにぶつけてこられる方もいらっしゃいます。
人は皆、それぞれの人生の中で色々な困難・苦難をくぐり抜け、山あり谷ありの日々を過ごしてこられます。
どれひとつをとってもその方の学びとして受け取るのか、どうして私だけこんな目にあうのだろうか?と受けとるのか、というその選択はさまさまだと思います。
今、自分に起こっている事をどう捉えるのか?
そこが鍵になってくると思います。
事実は変わりません。自分がどう受け取るかだと思います。
どう気づき納得するかです。
人は皆成長・進化の方向に進む存在だと言われています。
生まれ落ちた時、全く無力で親の庇護なしでは生きてはいけません。
そんな幼少期から今日まで、自分を生存させるために様々な術を身につけていきます。
いろんな関わりの中で、傷つかないように、自分を守る為にと、頑丈な鎧とマスクで身を固めて生きていきます。
そうしてこないと生きてこれないほど厳しい世界だったのです。
ふと気づくと、自分らしさとはなんだろう?
本当に自分が望んで進もうとしているところは何処だったのだろう?
と、自分探しを求める時が来たりします。
そうやってカウンセリングの扉を開けてくる方がたくさんいらっしゃいます。
一人で悶々と悩み苦しんでいても、いつも同じパターンに陥ったり、一歩踏み出したいのにその一歩が出せない。
という時には、プロの手を借りてみてはいかがでしょうか。
人の意識は顕在意識(自分でわかる領域)と潜在意識(自分でわからない領域)があって、それは5%と95%からなっていると言われます。
自分ではわからない95%の潜在意識の奥底に真実の自分が眠っているのです。
セッションではハコミセラピーのメソッドで、心と身体の繋がりを大事にしながら潜在意識にアプローチしていく事もあります。
私たちの悩みの根源は深いところでは繋がっているのです。
社会の中で自分を見失わずに生きていくためには、自分とつながること、人とつながることが大事です。
カウンセリングにおけるセッションは、自分を深く見つめ探求していき、本当の自分とつながっていくための場だと思います。
自分の人生や現実を変えていく大きなシフトチェンジになることも大いにあるのです。
勇気を出して一歩踏み出してみませんか?